一日一発見
<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

気持ちよさそうな変更

服のような住宅着々と現場がすすんでいます。写真は大人のライブラリーからリビングを見下ろしているクライアントご夫婦です。

設計の時はこのリビングに面している壁の部分は天井まですべて壁の予定でしたが、現場の途中で偶然写真の様な腰壁だけになっていました。これはこれでリビングからの一体感があり気持ちよさそうだ(こういう感覚が大切)ということでこのままオープンなままにすることにしました。

設計の途中でもお施主様といろいろとかんがえて進めていきますが

「気持ちよさそう」

という感覚は図面や模型からはなかなか読み取ることができません。そういったポジティブな変更は現場がはじまってからでもやってもいいと思っています。ただ大工さんが1回作ってしまってからの変更は工期的にも現場のみなさんにも迷惑がかかるので前もって、想像しなければなりません。

大工さんも今回で3回目の人でお互いにいろいろと勝手が分かっているので大工さんからの提案もあったりします。4月の中旬の完成に向けて後一踏ん張り。


にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
敷地で模型をのぞきこむ

順番が前後しますが、「服のような住宅」の敷地でお施主様に模型を見てもらっているところです。その一番の目的は「光」の入り方の確認です。

図面を書いて、仕上のサンプルを見てもらい設計のプロセスは進みますが、光の入り方は説明するのがなかなか大変です。そこで木事務所では1/50の模型をつくって設計の途中でも空間を確認してもらったり、時には敷地に行って光の入り方などをみてもらいます。

子供達にとってはこれがそのままおおきくなって自分の家になるという感覚はあまりないようですが、それでも楽しそうに覗き込んでくれます。

敷地で光の入り方を確認し、開口部のありかたを調整します。お施主様が写真が上手なのでこのときもこだわりのアングルで写真撮影していました。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
南側にあるアウターリビング

服のような住宅は建物南側にアウターリビング(完全なる造語ですが)があります。

アウターリビングとは床、壁等の仕上は隣接するリビングとほぼ同じですが屋根がありません。そしてその空間は「外部空間を内部空間のようにデザインする」というよりは「室内空間を外部空間のようにデザインする」という考えでつくっています。

なんだか言葉遊びのようにも聞こえるかと思いますが、ぼくはいたって真面目にこのことに向き合っています。考え方としては「外部空間を取り込むか?内部空間を拡張させるか?」という違いだと思います。

今まではどちらかというと「外部空間を取り込む」という考えで設計していることが多かったですが今回はある人がぼくにくれたヒントをもとに考えています。

太陽の高さなども考慮して太陽の低い冬場はアウターリビングを通してリビングまで光が入るように、太陽が高い夏場は直射日光は入らないけどアウターリビングの壁に当たった光が間接照明のようにリビングに跳ね返ってくるようにしています。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
模型で妄想、現場で創造

服のような住宅現場が順調に進んでいます。現場では2週間に1回のペースでお施主様打合せをおこない、それとは別に毎週現場監理をしていきます。設計段階で模型をみたり、図面をみて妄想していた住宅が現実のものとして出来上がっていきます。

現場では物事が決まってから実際に出来るまでにタイムラグがあるので2月が現場的な納まりなど詳細を決定しなければなりません。これは現場監督や棟梁と打ち合わせて詳細を決めていきます。

上の写真は設計途中で作った模型
下の写真が現在の現場です。
一方でお施主様とは現場で寸法等を確認してもらいながら最終的な仕上やカーペットなどの色を決定します。設計の途中室内でカタログで見る色と、現場で見る色はちょっとちがうんですよね。

模型と現場は設計の途中で収納のカタチが変わったので(ピアノを置けるようにした)多少の変更はありますが基本的には同じ空気感で空間は出来上がっていきます。

また家具屋さんに造作家具の詳細を書いてもらい最終的な製作にはいります。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
壁にかこまれたソト

服のような住宅では、住宅を服のようにとりあつかって今までと違った気持ちよさを獲得しようとしています。

具体的には、素材や空間の仕切り方、開口部の形状やおさまりをコントロールすることによって、洋服(例えばジャケット)の表地と裏地の関係を建築に取り込んだり、ジャケットのラペルの役割からヒントを得た開口部の納まりを考えたりしています。

住宅のカタチは奇をてらったものではなく、オーソドックスなシンプルな矩形ですが、内部や内部とも外部ともとれる空間などが何層にもおり混ざっています。

写真は2階の大人のライブラリーとその外部空間です。ブルーシートがある部分は外部(屋根はない)完成時にはこの二つの空間もあいまいにつながったものとなります。

現場がはじまり、設計の途中できめた壁や床等の仕上をお施主様と現場でもう一度確認しながらすすめていきます。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
いよいよ上棟

服のような住宅いよいよ上棟しました。
着工は去年からしていましたが、敷地全面道路が狭いため、コンクリート打設で一苦労、上棟のために木材をいれるのに一苦労、上棟用レッカーも小型をいれて、現場監督、棟梁、職人さんのがんばりでここまでたどりつきました。

床に段差があったり、室内のような屋外空間があったり、開口部の納まりをこだわったりとこだわり満載の住宅です。

お施主様もWebデザイナーなのでお客様ならではのこだわりがあったり、そのこだわりを設計のプロセスのなかでのキャッチボールでカタチにしてきた住宅です。3月末には完成予定です。カタチを奇抜にこだわったのではなく、デザインの肌理をこだわった住宅です。ブログで徐々にそれらのポイントを紹介できればと思っています。


にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ

服をつくるように家をつくる

今設計中の住宅の模型です。

ぼくは昔から服が好きだったのですが、現在は建築の設計をしています。少し前までは

「服は服、建築は建築」

と考えていたのですが最近はそういったボーダーラインってなくしてもいいんじゃない?なしにして考えた方が楽しくて新しいものが作れるんんじゃない?と考えています。

服を最初にいろいろといじり出したのは高校生のときの「学ラン」です。当時は中ラン+ボンタン(ああ、なんて懐かしい響き!!)が主流でしたが、僕は短ラン派でした。全く新しいものを買う程お金もないので当時着ていたものを縫製屋にだして、身頃をタイトにし、裾の長さを短くし、ボタンの数を5つから4つにへらし、エッジの部分をラウンドさせ、ステッチをいれて・・・と込み入った話になりましたがいろいろと仕立て直ししてもらいました。

実は住宅の設計もそれぐらい自由なものだと考えています。別に他人が住んでいる家と違ったっていいし、いろいろな寸法や素材も自由だと思っています。そういう意味では今僕がやっている仕事「高校生の時ぼくの学ランを縫製してくれたおばちゃんの仕事」と近いものがあります。

そして自分の好きなこと(ファッション)を、実際の仕事(建築設計)とリンクさせて考えると本当にワクワクします。

さてこの住宅、お施主様とマテリアルの好みにおいて共鳴する部分が多いので、それをさらに発展させて「服のような住宅」ができればと思っています。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ