中国人留学生のレポートからはじまったフォントフェチスイッチによって、新しいフォントを久しぶりに購入。フォントの力はすごく、同じ文章でもフォントをかえると随分雰囲気や書いている人のキャラクターが違って感じます。
乙女度合いでいくと・・・「今日あいたい」という文章でも
丸ゴシック→ゴシック→明朝体
に行くにしたがって内容がプライベートなのか仕事なのか違ってきこえます。
そして新しいフォントを購入して気が付いたのは僕がフォントフェチでありつつ、漢字が好きなんですね。漢字という文字自体が意味をもっている記号には一文字一文字にストーリーや意味を表すカタチが隠されています。アルファベットは文字自体に意味はないですもんね。
小学生のころ漢字が好きなのが極まって四字熟語辞典なるものを親に買ってもらいました。その中で記憶に残っている四字熟語に
「磨斧作針(まふさくしん)」というものがあります。
意味は「斧を磨いて針を作る」→どんな難しいことでも忍耐強く努力すれば必ず成し遂げるというものですが、子供心にえらい気の遠い話しだなと思っていました。
久しぶりにこの「磨斧作針」という四字熟語を文字としてみると違ったことを感じるようになっていることに気が付きました。小さい頃は「磨く時間や手間」のほうにフォーカスがあたっていたのですが、今見ると「斧をみて針を作ろうとした目標設定」のすごさ(まあけっして要領のいい考えではないですがね)のほうに驚きを感じます。
斧を見て針を作ることを目標にすることを考えたら、僕らが日々直面していることってなんて簡単な目標なんでしょ。時間に限りがあるので目標の設定とその目標にたどり着く方法はちゃんと考えないといけませんが、たった四文字の中にいろいろなストーリーが凝縮され、こちらの年齢や置かれた状況によって感じ方が変わる「漢字」(だじゃれじゃありませんw)にますます魅了されました。