一日一発見
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敷地で模型をのぞきこむ

順番が前後しますが、「服のような住宅」の敷地でお施主様に模型を見てもらっているところです。その一番の目的は「光」の入り方の確認です。

図面を書いて、仕上のサンプルを見てもらい設計のプロセスは進みますが、光の入り方は説明するのがなかなか大変です。そこで木事務所では1/50の模型をつくって設計の途中でも空間を確認してもらったり、時には敷地に行って光の入り方などをみてもらいます。

子供達にとってはこれがそのままおおきくなって自分の家になるという感覚はあまりないようですが、それでも楽しそうに覗き込んでくれます。

敷地で光の入り方を確認し、開口部のありかたを調整します。お施主様が写真が上手なのでこのときもこだわりのアングルで写真撮影していました。

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パジャマストライプ

最近洋服からいろいろな発見をしたり、発想のタネをみつけることが多いのですが、先日面白いことをしりました。

パジャマっぽいストライプは本当に「パジャマストライプ」という名前があって、その中の解説で

〜パジャマ、シーツ、マットレスなどにストライプが多いのは「縞柄」には悪霊や悪魔の手先から身を守る「柵の格子」の役割があり、休息中に悪霊などから身を守ってくれる「守護力のある柄」と考えられていたという説もある〜
「テキスタイル用語辞典」

ということでした。ストライプに「柵の格子」という隠喩がかくされ、身を守ってくれるとはなんだかいい話。個人的には青と白のストライプのシャツや、本当にパジャマのような柄のズボン(夏用)などを好んで着ていたので、そういう自分の着ているものの柄が持つ意味を知るのはワクワクしますね。

勢いで関西スタンダードのヒョウ柄を調べましたが・・・アニマル柄というくくりで雑に扱われてました。関西の女性は服の柄に守ってもらわなくてもいいか、強いから。


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色をちょっとかえてみる

今日も寒いです。写真の靴は秋頃に買ったのですが最近なかなか履く機会がありません。冬場はどうしても足元がさむいのでブーツをはいてしまうんですよね。現場に行くときも写真のようなスエードの素材だと汚れるし・・・

と話しは脱線しましたが、このカラーソールの靴は見た瞬間一目惚れして購入しました。ソールをこういったビビットなカラーにするということも新鮮だし、最近グレーの服が好きなので靴もグレーというのは今の気分にドンピシャでした〜

そしてこういう靴をみると世の中にあるデザインてまだまだいろんなことができるんだなとかんじます。色を変えるだけでオーソドックスな靴がこんなに新鮮に返信するように、建築も色や素材をいままでの惰性で選ぶのではなく、ちょっと勇気をだして新しい試みをするともっとワクワクするものになるんじゃないかとおもいます。

寒がりなぼくな今日はこの靴を履いていませんが明日晴れたら気分一新はいてみようかな♪


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南側にあるアウターリビング

服のような住宅は建物南側にアウターリビング(完全なる造語ですが)があります。

アウターリビングとは床、壁等の仕上は隣接するリビングとほぼ同じですが屋根がありません。そしてその空間は「外部空間を内部空間のようにデザインする」というよりは「室内空間を外部空間のようにデザインする」という考えでつくっています。

なんだか言葉遊びのようにも聞こえるかと思いますが、ぼくはいたって真面目にこのことに向き合っています。考え方としては「外部空間を取り込むか?内部空間を拡張させるか?」という違いだと思います。

今まではどちらかというと「外部空間を取り込む」という考えで設計していることが多かったですが今回はある人がぼくにくれたヒントをもとに考えています。

太陽の高さなども考慮して太陽の低い冬場はアウターリビングを通してリビングまで光が入るように、太陽が高い夏場は直射日光は入らないけどアウターリビングの壁に当たった光が間接照明のようにリビングに跳ね返ってくるようにしています。

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模型で妄想、現場で創造

服のような住宅現場が順調に進んでいます。現場では2週間に1回のペースでお施主様打合せをおこない、それとは別に毎週現場監理をしていきます。設計段階で模型をみたり、図面をみて妄想していた住宅が現実のものとして出来上がっていきます。

現場では物事が決まってから実際に出来るまでにタイムラグがあるので2月が現場的な納まりなど詳細を決定しなければなりません。これは現場監督や棟梁と打ち合わせて詳細を決めていきます。

上の写真は設計途中で作った模型
下の写真が現在の現場です。
一方でお施主様とは現場で寸法等を確認してもらいながら最終的な仕上やカーペットなどの色を決定します。設計の途中室内でカタログで見る色と、現場で見る色はちょっとちがうんですよね。

模型と現場は設計の途中で収納のカタチが変わったので(ピアノを置けるようにした)多少の変更はありますが基本的には同じ空気感で空間は出来上がっていきます。

また家具屋さんに造作家具の詳細を書いてもらい最終的な製作にはいります。

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壁にかこまれたソト

服のような住宅では、住宅を服のようにとりあつかって今までと違った気持ちよさを獲得しようとしています。

具体的には、素材や空間の仕切り方、開口部の形状やおさまりをコントロールすることによって、洋服(例えばジャケット)の表地と裏地の関係を建築に取り込んだり、ジャケットのラペルの役割からヒントを得た開口部の納まりを考えたりしています。

住宅のカタチは奇をてらったものではなく、オーソドックスなシンプルな矩形ですが、内部や内部とも外部ともとれる空間などが何層にもおり混ざっています。

写真は2階の大人のライブラリーとその外部空間です。ブルーシートがある部分は外部(屋根はない)完成時にはこの二つの空間もあいまいにつながったものとなります。

現場がはじまり、設計の途中できめた壁や床等の仕上をお施主様と現場でもう一度確認しながらすすめていきます。

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