一日一発見
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プロスペクト理論
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プロスペクト理論というものがある。

経済の専門用語なのでことこまかに説明できる自身はないが、簡単に言うと

人の目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、
損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということである。

地震後のtwitterの状況をみていると、最初の数日は有効なコミュニケーション手段になっていたのだが、日が経つにつれ、デマやら、噂やら、よかれと思って拡散したものが、実は事実に立脚してなかったりと、twitterのよさと、弱さがいろいろと露になってきているように感じる。

事実(Known Known)
リスク(known unknown)
不確実性(unknown unknown)

事実>リスク>不確実性 この順番をえらびたいという心理が利益が小さくても事実にもとづいた行動をしたいという欲求にあらわれ、情報が錯綜する中での不確実性がtwitterをかけめぐっているんでしょう。きっと

しかし、目の前の事実や日々の生活の中での手の届く改善を愚直にしている人もいる。
自分で考え、自分で判断する。そしてその判断材料も自分であつめる ということが切羽詰まった状況で目の前にきているのを実感しています。

さて、実施設計をがんばろうっ



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約10日
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 地震から約10日経ちました。

全く関係ない事柄ですが、9/11と3/11は丁度半年のインターバルなんですね。

被災地の皆様からしたら東京の事務所の状況等たいしたことなく、わわわれがいつもの日常活動をおくり、まわりまわって復興のサポートをしないといけないなと感じています。

地震当日は電話をしていました。いつもの感じで地震が収まるだろうとそのまま話し続けていましたが、ぜんぜん収まる気配がなく、これはまずいと想い、バルコニーに退避しました。事務所はRC造の5階建てのビルの5階ですが、本当によくゆれました。

建物自体は真四角なのですが、道路に面して各階バルコニーを設けているせいか、道路に垂直の壁が多く、道路に並行の向きの壁が少ないです。そのため、道路に対して平行の向きのゆれにこのビルは弱いんでしょう。事務所にあるモニター4台のうちその弱い向きに向いているモニターだけ倒れていました。(後日確認)

地震当日はその後揺れが落ち着いた後にスタッフみんなで外に退避し、新宿の高層ビルの足元の広場で1時間程様子をうかがい、その後徒歩で帰宅しました。

新宿の高層ビルも目で見てわかるほど揺れていてこれは大変なことがおきたんだな という感覚と、いままでに味わったことのないゆれのため恐怖を感じました。

その後の週末は事務所休みにし、先週から徐々に通常の業務に戻りつつあります。

いままで設計させて頂いた住宅にはどこも被害がなかったことが、不幸中の幸いです。

また、遠方のお施主様複数箇所から安否確認のお電話もいただき、大変ありがたい思い出いっぱいです。こんなときこそ、建築業に携わる一員として、出来ることを精一杯やっていきたいとおもっています。