愛知県の旅館案件が盛り上がってきました。現在解体工事+下地工事中です。
最初にこの旅館を見た時に感じたことは「もったいない、骨格は美しいのに・・・」でした。
そこで、引き算のデザインをコンセプトにとにかく要らないもの、建築当初なかったもの(建築されたのは1830年ごろ)はとにかくなくすという方向で全体をまとめあげようとおもっています。
例えば・・・上の写真で要らないものは
・赤いカーペット(カーペットの下には無垢の板がありました)
・正面のガラスショーケース
・よくわからない照明
・あとで増設した壁(向かって左側)
・微妙な階段手摺
・とりあえず飾ってしまった賞状類
など書き出すと枚挙にいとまないのですがこれらを撤去しています。
現在このような状態になっています。
エントランスから、無垢の階段を右側に見、左奥には中庭からの光が入ってくるような空間にしようと考えています。
中庭にある池もちゃんとメンテナンスをし、水の音がする様な滝をつくって、このエントランス空間に入った瞬間に時間がゆっくり流れる様な雰囲気にしたいと思っています。
入った左側の空間は床を一段さげて、お客様がくつろげる囲炉裏を設置する予定です。
写真左側の白い柱は20年程まえにダムウェーターを設置したときの構造柱です。これも全部撤去し、この視界からは見えない位置に新設する予定です。
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