一日一発見
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ブルーシートで塞がれた大開口
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ハイブリッド住宅のリビングにある大開口は現在ブルーシートで塞がれています。なぜなら雨が降ると雨が思いっきり降り込んできてしまうからです

しかし晴れた日には日差しがブルーシートを通して室内に入ってくるのが何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出しています。

写真の下の方のシルエットはクライアントの愛娘。まるでダンスをしているように見えます。以前ロンドンの建築設計事務所で働いていた時に劇場の設計を担当していた事がありますが、劇場の緞帳(ドンチョウ)がしまっている時の舞台も今回の写真のような雰囲気です。

このハイブリッド住宅もこのブルーシートの緞帳があがってはれて日の目をリビングから見るのが楽しみです。



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壁の下地「あらし」
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ハイブリッド住宅の木造部分の壁の下地です。通称「あらし」といってこの上に金網をはりその上にモルタルを厚さ15mmほどぬります。

その後最終仕上の素材を左官職人さんが施工して完成です。この「あらし」を施工した後の建物は全体が木製の横のボーダーようになってなかなかきれいなので、個人的にはかなりすきな瞬間です。

天井の内部の下地も現在は写真のように見えていますが、最終的には隠れてしまいます。



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不思議な床
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ハイブリッド住宅のダイニングの上部はすべて吹き抜けになっています。

吹き抜けは東面と南面に面していて、大きな窓があります。東側の2階部分には窓掃除等ためのメンテナンスにもつかえるような「不思議な床」があります。写真の中央左側の部分です。

実際に空間が出来上がってくるとこの「不思議な床」が思った以上に魅力的に見えて来ています。はじめはお子さんたちが使う「秘密基地」のようになるだろうと思っていましたが、先日クライアントご夫婦と現場をチェックしているとき、どうやら奥様もこの「不思議な床」に興味をもちつつあるご様子。

意外な場所が思った以上に人気スポットになりそうな予感です。


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たき火の法則
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僕のまわりにいる人は僕が口走っているのを聞いたことがある人もいるかとおもいますが、僕が勝手に「たき火の法則」と呼んでいる法則があります。

「たき火の法則」とは「たき火」のような性格や性質(人に限らずアイディアや発想も含む)をもっていれば、周りに勝手に人が集まってくるという法則です。

つまり何か新しいことをやる時には、やり出した本人が迷いなく楽しんでいたり、楽しそうに行動しつずければ、自然に周囲の人に伝染し、周囲の人も巻き込んでしまうことが出来る。というような法則です。

分かりやすい例で言えば、夏のキャンプファイヤーにおける「たき火」。ただ「たき火」がパチパチ燃えているだけで、人々が寄ってきてしまうあれです。

最近この「たき火の法則」を強く体感することが多々あります。きっかけは鈴木さんなのですが、お互いの負けず嫌いな性格がいい方向に化学反応しているのを感じます。そして鈴木さんのように温度の高い人の周りにはその他にも温度の高い人がいるんですよね。黒田さんというマーケティングのプロフェッショナルと岡田さんというサービスプロフェッショナルがこのたき火に加わって現在メラメラ燃焼中です。

本日のYou Tubeの動画はそんなメラメラの僕らをさらに勇気づけてくれるものです。




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段差のあるリビングダイニング
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ハイブリッド住宅の内部も徐々に下地ができつつあります。

リビングとダイニングには200mmの段差があります。写真奥がダイニングとキッチンのスペースで、手前がリビングとなります。リビングとダイニングの段差のステップの下部には間接照明を設置して、リビングをちょっと特別な空間に演出する予定です。

写真下部の段差の部分には一部腰高の収納家具を大工さんに造作してもらう予定です。その収納には料理の本やら、DVD、ガーデニングの本等を収納する「見せる収納」になる予定です。

また、現在大きなガラスが置いてある壁は全面に収納家具を造作し、その一部に冷蔵庫がはまっていたり、ピアノを置く予定です。



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インタビューを受けました
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本日はお知らせを一つ。
建築に関するインタビューを受け、現在公開されています。
僕自身が今興味のある事や、将来やりたい事を語っています。

大手建築金物メーカーの「杉田エース」の関連サイトです。
インタビュアの人とも新しい仕事がいっしょに出来そうな
予感を感じさせる時間でした。

以下引用

高木さんにとって「チームで仕事をする」とはどういう事ですか?

僕が考えているのは各異業種でのプロフェッショナルを集めてチームにするということです。「お金」のことにまつわるプロフェッショナルがいたり、「サービス」だとか「食」にまつわるプロフェッショナルがいたりというチームです。異業種間でチームを組んで仕事をするというのは喩えるなら山登りみたいなものだと思います。「あの山登ろうぜ」という感じで頂上を見ていれば、異業種の人が一緒に登っていっても方向性を間違うことはないですし、途中でそれぞれの能力を借りて大きな力を出すことができます。それは「頂上」という目標を共有しているからできることだと思っています。一方で、同じようにチームで仕事をしていても、「頂上」を共有出来ていない場合もあります。富士山を登っていると思っていたら、他の人は阿蘇山を登っているというような状況になっていて、要するに、単に「山に登る」ということだけが目的となってしまっているのです。そういった上でもチームの「構成」がすごく重要だと思いますね。やっぱり「頂上」としての目標として、何を共有するかといったら、自分たちのビジネスがどうのこうのというよりはどうやってお客様を喜ばせるかというその一点だけだと思いますね。

 

  具体的にはどういった案件に取り組みたいのでしょうか?

村木矯正歯科クリニック/愛知県豊橋市/2005年/コンセプト:光によるホスピタリティにあふれた歯科医院住宅や商業施設でも良いのですが、やはり「宿泊施設」ですね。僕が本当にやりたいと思っているのは、建築や空間をデザインすることよりも、「経験をデザインする」ということです。住宅はすでにいくつもやっているのですけど、宿泊施設という「ハレ」の経験を作り出すことに喜びを感じますね。特別な人と行く場所ですし、お湯に入るとか、そこで食事をしてゆっくりするというところまでが特別な一連の流れであることに価値があります。日々その空間にいるということから、住宅はある程度オーソドックスに造っておかないと、疲れてしまうということがありますが、宿泊施設は「特別な場」であるケースが多いので非日常的な経験ができる場所にすることにとても意義を感じます。宿泊施設が何に困っているか、何を必要としているかを考え、共有をし、チームでそれを解決していくことを通じて高い価値が発生します。営業的にどうやってお客様(案件)を見つけてこようかという事も含めて、プロフェッショナルが集まるチームでは、うまくいく事が多いと思っています。



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見せたくない雨樋
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住宅には雨樋がどうしたって必要です。しかしその雨樋のデザインでいいものがなかなかなく、また設計者の心理として出来れば見せたくないというのがあります。

そこで今回ハイブリッド住宅では一部横樋を庇の中にデザイン上隠してしまう設計にしました。写真はその下地の部分が組み上がったところです。屋根の上にある溝の部分に雨が流れこみ、その後建物の目立たない部分で雨水を縦に落すつもりです。

このようなデザインにする事によって、南側の庭からこの住宅を見上げた時に目障りな雨樋はいっさい見えないようになっています。

住宅メーカーでもこういったことにセンシティブなところは、雨樋を見せないような配慮をしているところもあります。そして個人的な見解ではこういうことに気が付いているのは男性よりの女性の方が多いんじゃないかなと思いますが、どうでしょうか?



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鉄道博物館に行く。
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先週末鉄道博物館に行ってきました。

色々と発見があったのですが、印象に残った事が3点ほどありました。

1.電車の展示の仕方がとっても上手(特にランチトレイン)

2.ロゴデザインが秀逸

3.思った以上に「大人の男性」がはまる(つまり僕


2階に30M×10Mぐらいの巨大なHOゲージ模型鉄道ジオラマがあったのですが、作り込みが凄いです。思わず撮った写真が上のものです。これは「ミニチュアを本物っぽく撮った写真」ですが、最近旬の写真家に本城直季という人がいて彼の撮る写真は「本物をミニチュアっぽくとる写真」です。


最近本城さん自身が撮ったものか、その手法を真似て撮ったものかは分かりませんが、テレビCM等で、「動画版本物をミニチュアっぽく撮る」というものを見るようになりましたね。このブログ右に貼付けているUNIQLO CALENDARも同じ手法ですね。

同じ景色を違った視点(違った見方)で見るだけでこんなに新鮮に見えるという事実を教えられますね。建築もまだまだいろいろなやり方で切り込んでいけば、新しい体験を生み出せるんじゃないかと、思っています。


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ヌケ感のあるキッチン
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前回の記事に引き続き抜いてもらった柱について

もう一本抜いてもらった柱は、前回の写真の左下90度の部分です。(エルマムさん正解!)今回の写真の下部中央の90度に土台がまわっている部分です。

この90度に土台がまわっている部分の向こう側が床のレベルが一段下がったリビング。写真の左側がダイニング。そしてこの写真はオープンなキッチンからの眺めです。

実はこの家で一番気持ちいい空間はこのキッチンです。キッチンにいる奥様がこの家の「司令官」となるべく、いろいろなものに目を届くように、そして解放的で明るいキッチンになるように というのが、この住宅の骨格となるコンセプトです。

右側のダイニングの上はおおきな吹抜け空間となっています。吹き抜けには東面と南面に大きな開口部がありそこから明るい日差しが降り注ぐようになっています。

家族を家庭から取り仕切る「司令官(奥様)」の司令室としていい空間になる予兆を今から感じています。



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ヌケ感のあるリビング
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現在現場が進捗中のハイブリッド住宅は通常だったら柱が立ってしまうところの柱を2カ所なくしてしまっています。

通常と言ったのは、木造の住宅の場合で、厳格な構造計算をすることはまれで、建築基準法上の簡易的な構造計算方式にのっとってやる場合のことです。この方式だといろいろな住宅のケースに当てはめれるように、構造的に効く壁を壁量として全体的にバランスがいいか?とか偏っていないか?などを検証し安全を確かめます。

しかしこの方法だと、住宅の中でどうしてもなくしたい柱等を取るという事は出来ません。なぜなら上記の様な建築基準法上の簡易的な構造計算方式にのっとっているので、そこまで細かいケースについて対応出来ていないからです。

今回のハイブリッド住宅は優秀な構造計画家である中田琢史さんにお願いしたので、全体のバランスも加味した上でこういった設計者側の要望も構造的に解いてもらう事ができました。

それによって得られるメリットは圧倒的なヌケ感をもつリビング空間の獲得です。写真のアングルはキッチンからリビングを通して庭を眺めたものです。リビングと庭との開口部は木製建具とし、その木製建具同士が直角にぶつかるようになっています。(写真の真ん中より左側の、屋根が90度に切れている部分の直下です)

その建具同士がぶつかる部分は通常でしたら柱を入れるところですが、ここの柱を取ってもらいました。これが抜いてもらった柱2本中の1本です。さてもう一本はどこでしょうか?続きは次回。



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