一日一発見
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インテリア学科授業終了
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かわいい、かわいい生徒達の授業が終了した。
彼らには2年間に渡って、「店舗デザイン」と「住宅デザイン」の講義をしてきました。

人にものを教えるというのは、結構おこがましい事だと思ってて、そのことを強く戒める言葉として、江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」の中の台詞で「人にモノをおしえるほど卑しい仕事はない」というのものがあります。本当はこの物語の中ではこの台詞はメインのストーリーとは外れたところにあるものですが、この台詞を初めて見た時からずっと心の中にありました。

これは江戸川乱歩らしいするどい人間描写からうまれた台詞だと思っています。そして学校で教える事も3年目になったときに、今年卒業する「かわいい生徒達」に出会いました。

かわいいといってもビジュアル面のかわいいではなくって、精神面でかわいいんですね。(ビジュアルがだめだと行っているわけではないですよ>かわいい生徒達)その出会いによって僕の中の何かが変化しました。

「教えることは教えられること」ということをすごく実感させてくれた生徒達です。彼らのおかげで成長の遅い僕も、多少は成長できたかな、と思っています。

そういった感謝の気持ちがあるので、今までは一度も卒業式に出席していませんでしたが、今年初めて出席しようかなとおもっています。

かわいい生徒達、どうもありがとう。
そして10年後の約束楽しみにしています。




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やきとりや「空の巻」現場定例
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先週着工したやきとりやの現場定例を毎週やる事になっています。内装の仕事なので全部で3回ですが、その3回でいろいろな事を決めなければならないのでうれしいです。

この「うれしい」という感覚は今回はじめて感じました。(現場定例で)

現場定例は、司会者=現場監督(3人)、参加者=クライアント(6人)、設計者(2名)、厨房業者(1人)、電気工事担当者(1人)、など関係者総勢13人ぐらいいました。(こんなにいるのはまれなケース)

なぜ「うれしいか?」自分なりに考えてみました。通常現場定例は、司会者である現場監督が現場の状況の報告やら、設計者(=僕)に決めてほしいことなどをその場で言って項目をどんどんつぶしていきます。

今回はみんなの眼が(偶然24の瞳ですが)設計者の僕に集まってへんなプレッシャーの中で決めていく、この状況が好きなんですね。(ちょっとマゾっぽいですが)

また、今回はクライアント(実際にこのお店で働くスタッフ)が一同に介したので、各担当者がいろいろと自分の気になるポイントを現場で相談されて、そしてそれを設計で解決出来たのも収穫です。

いや〜あと2回の現場定例が楽しみです。現場が始まって関係者の「気持ちの温度」がぐんと上がったのを感じ、責任の重大さも実感しました。



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コンセプトメイキング授業終了
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2月の頭から毎週1回やっていた「コンセプトメイキング」の授業が終了しました。

「いいコンセプト」を作るにはどういう思考回路(頭の柔らかさ)が必要か?というようなメンタル的な指導と、
実際に「いいコンセプト」を作るにはどういうテクニック(というかプロセス)を駆使するとよくなっていくかという両面から生徒に伝えたつもりです。

「いいコンセプト」って何?ということや、普段僕らがよく使ってしまう「普通」という表現を授業中に使う事を禁止したりと、現在僕が知りうることをすべて出し尽くしたと思っています。

参考文献としては

「考えないヒント」 小山薫堂


「広告のコピーってこう書くんだ!読本」 谷山雅計


「スウェーデン式アイディア・ブック」 フレドリック・ヘーレン

授業をしたことによって生徒達にどのくらい「伝えることができたか?」が一番問題ですが、さて何%ぐらい伝わったでしょうか。ベースは今回の授業で出来上がったのでもし来年もやる機会をいただけるようだったら、さらにブラッシュアップしたいです。



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「おくりびと」アカデミー賞受賞!
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小山薫堂さんが脚本をかかれた「おくりびと」がアカデミー賞を受賞しましたね。
寿寿寿寿寿

朝のワイドショーで小山さんが珍しく
「なんか受賞できる気がします」
とおしゃってて、いつもの謙虚なキャラとは違ってなんか「決意」みたいなものを感じたのですが、お見事ですねぇ。

まだご覧になっていない方はぜひ映画館に行ってみて下さい。



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やきとりや「空の巻」着工
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いよいよ今週からやきとりや「空の巻」が着工しました。
現場はオープンな雰囲気の厨房とカウンター部分の下のブロック積みが進んでいました。図面で見ているより随分長い。

工期約4週間で、3月の下旬にオープン予定。

現在メニューのデザインを知り合いのちょっとおてんばな(失礼冷や汗)女性デザイナーにデザインしてもらってます。内装の方も住宅の設計では出来ない、いろいろな挑戦をしているので今から楽しみです。




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チンチン電車に乗る

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昨日愛知県豊橋市に出張で行った。僕の生まれ育った街です。

20年ぶりぐらいに市電(路面電車、子供の頃の呼び名はチンチン電車)に乗って市役所まで行った。

昔のものより電車自体がかなりハイテクになっていた。運転席のすぐ後ろのシートに座ったのだけれど、運転席にはカーナビのようなモニターが二つついていて、それぞれの画面には後方の出入り口の様子と、電車後方の様子が見れるようになっていた。車のサイドミラーとルームミラーのような機能だが無駄な計器がほとんどなくかなりかっこいい。

昔の市電は出発する時に「チンチン」とベルの音が鳴ったのだけれど、今回のハイテク市電でもその音だけは昔と同じ「チンチン」でした。これは携帯電話に黒電話の呼び出し音のような関係でなかなかよい。

前方のガラス面がかなり大きいので進行方向の景色がよくみえて、子供の頃この市電を運転してみたかったよな〜なんてことを思い出す。

豊橋市民の人は普通の事だけれど道路の真ん中に電車の通り道がある。大人になった今豊橋市に提案するとしたら、市電が通る路面の部分だけ芝生等を植えること。緑にしたらきれいだし、雰囲気もよくなるのになどど職業病の頭が回転しだす。
さてどこにこの提案をするといいものか・・・。



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「狩る」と「刈る」仕事
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仕事には「狩る」仕事と「刈る」仕事があると思っています。

「狩る」仕事はプレゼをしたり、コンペをしたり、はたまたプロジェクトのキーマンと出会う事によってもぎとってくる感じの仕事。

「刈る」仕事は、地道にいろいろなスタディをしたり、クライアントの小さな不満を建築設計を通して解決する事によってだんだんと仕事になっていくような仕事。

それぞれの仕事にはそれぞれの方法論があって、「狩る」方法を「刈る」方法にあてはめたらぜんぜん見当違いなのと同じく、逆もしかり。

しかし同じプロジェクトの中にも「狩る」(狩猟系民族的に)動かなければならない時もあれば、「刈る」(農耕民族的に)動かないと上手く行かない時があるように思います。なので日々変わっていく状況の中で
「今はどっちの動きが必要なんだ?」
と最近はすごく意識するようになりました。

僕自身元来「狩る」仕事の方が向いていて(と勝手に思っていますが)そういう動きをしたがる傾向にあるのですが、最近「刈る」仕事が楽しくなってきました。

この心境の変化はなにからくるのかは不明ですが、「狩る」「刈る」「狩る」「刈る」とあっちへいったりこっちへいったりと自分のモードを変化させる事が結構快感なのかもしれません。

またクライアントと住宅を設計していくプロセスは農作物を育てることと似ていて、来るべき稲刈りにむけてせっせっと水をあげたり、害虫がきたら駆除したりと、各プロセスの中に大きな発見があったりするものです。

仕事に追われるばかりでなく、追っかけたり育てたりしていきたいものです。




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今週の予定
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16日 月曜日
・事務所にて通常業務

17日 火曜日
・午前 住宅デザイン授業
・午後 ファッション学科にコンセプトメイキング授業
・18時 桜新町「空の巻」現場定例

18日 水曜日
・愛知県出張打ち合わせ2件
・銭洗弁天プロジェクト現場立ち会い
・プロジェクトNO.61前面道路調査
・照明メーカー主催のデザインシンポジウム参加

19日 木曜日
・神奈川県の住宅物件中間検査2件立ち会い

20日 金曜日
・午前 住宅デザイン授業
・午後 店舗デザイン授業

21日 土曜日 休日


今週やるべきリスト
■プロジェクトNO.49鈴木邸
・実施図面作成(2月中アップ予定)

■プロジェクトNO.61
・確認申請提出準備(今週末提出予定)

■プロジェクトNO.65
・オプション工事の見積り+外構計画図郵送

■プロジェクトNO.66
・水曜日の打ち合わせのためのプラン作製
・上記模型作製

■新プロジェクトのためのポートフォリオ作製

■新プロジェクトのための事業計画書+サポート体制資料作成



上記の予定を全部すっきり、時間厳守で終わらせて、気持ちよく週末を迎えたい。


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リスクヘッジのしにくい時代
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最近「100年に一度の恐慌」という言葉をよく聞きます。言い始めたのはアメリカのグリーンスパンFRB元議長なのだけれど、「100年に一度」というフレーズがまやかしい。
100年中1年という訳ではなく100年に一度の事が10年続く可能性もあると認識すべきかなと覚悟しています。

また、2011年に制度が変わる年金制度も制度崩壊の危険性がともなっている。20世紀には年金の運用は「株式」「債券」「外貨建て資産」「不動産の運用」という柱があって、分散して投資する事でどこかがへこんでもその他が補うという関係で成り立っていました。(お互いの価格の上下にタイムラグがあった)
しかしIT技術の発達で資産間の相関関係が高まって運用が難しくなっているそうです。つまりタイムラグなしになってしまった。

これは現在の建築業界の運営にも影響があり、企業のクライアント、個人のクライアント、行政のクライアントなどの企業活動が現在はすべて下降気味。(世の中は)

ここで必要なのは目の前のクライアントのさらに先にいるクライアントをどうよろこばせる提案ができるか?つまりエンドユーザーへの配慮がチャンスを生み出すのではないかと思って行動しています。

「だれに?」「なにを?」「どうやって?」届けるかに心を砕き、デザインすることによって道は開かれると信じて日々仕事しています。
目の前にいるクライアントはみな先生だと思っています。




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休日の打合せ
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昨日は建国記念の日で祝日でした、が現在住宅の設計をさせていただいているクライアントとの打合せがありました。

丘陵地の中腹にある敷地で北側に向かって傾斜になっている。そのため通常は暗い雰囲気になりがちな北側が視覚的にすごく抜けていて、とても眺めがよい。その北側の遠方にはまた別の二つの丘陵地が見え、紅葉の季節には二つのこんもりとしたかわいらしい丘が視界に飛び込んで来てとてもすばらしい敷地です。

今回の住宅は敷地の2階にリビングやお風呂等を設置する予定ですが、2階北側にあるお風呂はとっても眺めが良くなりそうです。

通常はバスルームの窓は「型ガラス」といって半透明のガラスにする事が多いのですが、今回はスルームだけど「透明ガラス」。

いやーきっといいバスルームになります。自信があります。残念なのは設計者だからといってこのバスルームの湯船につかる事が出来ない点です。

あまりに残念なので建設途中に目一杯空想を膨らませて入らせてもらおうと思います。もちろん服を着たままで。




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