<今日は何位かな?
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仕事には「狩る」仕事と「刈る」仕事があると思っています。
「狩る」仕事はプレゼをしたり、コンペをしたり、はたまたプロジェクトのキーマンと出会う事によってもぎとってくる感じの仕事。
「刈る」仕事は、地道にいろいろなスタディをしたり、クライアントの小さな不満を建築設計を通して解決する事によってだんだんと仕事になっていくような仕事。
それぞれの仕事にはそれぞれの方法論があって、「狩る」方法を「刈る」方法にあてはめたらぜんぜん見当違いなのと同じく、逆もしかり。
しかし同じプロジェクトの中にも「狩る」(狩猟系民族的に)動かなければならない時もあれば、「刈る」(農耕民族的に)動かないと上手く行かない時があるように思います。なので日々変わっていく状況の中で
「今はどっちの動きが必要なんだ?」
と最近はすごく意識するようになりました。
僕自身元来「狩る」仕事の方が向いていて(と勝手に思っていますが)そういう動きをしたがる傾向にあるのですが、最近「刈る」仕事が楽しくなってきました。
この心境の変化はなにからくるのかは不明ですが、「狩る」「刈る」「狩る」「刈る」とあっちへいったりこっちへいったりと自分のモードを変化させる事が結構快感なのかもしれません。
また
クライアントと住宅を設計していくプロセスは農作物を育てることと似ていて、来るべき稲刈りにむけてせっせっと水をあげたり、害虫がきたら駆除したりと、各プロセスの中に大きな発見があったりするものです。
仕事に追われるばかりでなく、追っかけたり育てたりしていきたいものです。
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