一日一発見
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ふたつの拠点
いま東京で事務所をやっているけれど、最近首都圏だけではなく僕の生まれ育った愛知県豊橋市での仕事が増えつつある。

そして昨日は現在ご自宅を設計させていただいている
豊橋のいけてる会計人鈴木さんと打ち合わせ。このプロジェクトも豊橋。

僕が東京を拠点に、さらに豊橋も拠点になるような感じで仕事をしているのに対し彼は豊橋を拠点に、さらに東京も拠点にして仕事をされているます。

すごいのは既にちゃんと拠点になっているところ。そして更に次の拠点の話もあるそうです。

お互いが東京と豊橋を行ったり来たりする中で、住宅の設計が進んでいくというのもなかなか刺激的で、ワクワクする体験をさせてもらってます。感謝するとともに、気を引き締めねばとおもっています。

将来、僕は東南アジア(マレーシアがいいと思っていますが)にもう一つ拠点をつくって、シェア型のコンドミニアムを設計したいなあ・・・
モチベーションをつくる技術
モチベーションというものに最近特に興味があり、関連した本等を読んでいる。

一般的にモチベーションは「上げる」ものと思われているけれど、「上げる」前に「モチベーションがない」という状態の人も結構いる事に気がつく。

私自身楽観的で、あまりネガティブな思考にならないので、自分のモチベーションを上げることは結構得意だと思うのだけれど、仕事をしたり、学校で教えたりしていると、「モチベーションがない」ということでもったいないなと思う人に出会う。

お金やポストで人を縛れない時代、個人にとって
「効力感」、「貢献感」、「成長感」
を日々の仕事の中で感じられるような仕組みや頭の中の回路をどうやれば作り出せるかな?ということを考え、設計事務所という業態も変化できればなと試行錯誤しています。
防犯ガラスとは?


「防犯ガラスってなんですか?」

と建築業でない方からよくきかれるので今日は防犯ガラスのことを書こうと思います。

防犯ガラスとは2枚のガラスの間に強靭で透明な特殊な膜をサンドイッチにしたガラスです。ガラスを割られても突き破るのがとても難しく、空き巣の手口である『こじ破り』や『打ち破り』に大変強いガラスです。

窓にもよりますが防犯目的以外にフィルムの存在によって通常のガラスと比較して「遮音」、「断熱」効果も期待できます。

ちなみに網の入ったガラス(網入りガラス)を防犯ガラスと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、網入りガラスは網の入ってないガラスと同じく防犯性はありません。

網入りガラスとは金網や金属線を中にはさみ込んだ板ガラスのことでガラスが破損しても内部の網がガラスを支え、破片が飛び散らないことから火災時に延焼・類焼を防ぐと言われ、防火戸などに使用されるものです。

網入りガラスは割れてもガラスの破片が飛び散らないため、割れた時に床に落ちにくく、音が少ないため逆に空き巣などには狙われやすいと言われています。

ちなみにこの写真は網入り防犯ガラスです。
東京モード学園引っ越し

新宿に現在異彩をはなってそそり立っている高層ビルがある。
東京モード学園の新校舎である。

このビルの存在はなかなかすごくって、この超高層が出来つつある現在、新宿西口の小田急線の地上出口の前で、このビルを背景に写真を撮っていく旅行者がとても多い。中国人、西洋人関係なく海外から来た人が写真をとっている場面に出くわす。

この状況をみると建築がメディア化しているのをひしひしと感じる。

そして私はこの東京モード学園で非常勤講師をしているのだが、新校舎への引っ越しがあと2週間となって、今日が今までの古い方の校舎での最後の授業だった。

今年でここで教鞭をとって4年目だけど、先生たちだけが出入りできる秘密の喫煙スペースがあって、写真はそこからの眺め。足元に車や人が行き交う中でタバコを吸うのはなかなかいい感じだったんだけど、さて新校舎ではどうなるんでしょうか?

このご時世全面禁煙になって、校舎内でタバコを吸う事が出来なくなるという噂もちらほら。喫煙スペースがある事に期待。(って一体何に期待しているんだか・・・)
奇跡の敷地


奇跡の敷地といっても、変形地や急勾配、ではなくポジティブなほうの奇跡。

現在設計を進めているある別荘で、敷地は海沿いの崖の上にある。
高低差約30M。その先は海だけしかない。
晴れた日には大島や江ノ島も見え、海に近いせいか、内陸に比べ冬は暖かく、夏は涼しい。海水という熱容量の大きなものがそばにあるため、気温の上下がゆるいのだ。

しかし台風の時はきっとすごいことになるのでしょう。しかしそういった台風が海から怒濤のごとくやってくるのを大きな吹抜けがあり、暖炉があるリビングから見るのも一興かと思う。

現在実施設計の最後の詰めを行っている。今月いっぱいは事務所のスタッフ一丸になって、この物件に係っきりになると思うが、はやく建てたい。
今日の現場080918『完了検査』

今日の現場では完了検査がありました。
完了検査とは、建物が完成したときに、その建物が建築基準法と関連規定に適合しているかどうかを調べる検査のことです。
吸気口、換気ファン、煙感知器が確認申請時に提出した図面通り取り付いているか、敷地に対して建物の配置は図面通りかなど検査員の方が検査します。

その他にも検査前にシックハウス条件を満たしているか写真報告をします。(F☆☆☆☆が確認できる写真)

適合していない場合は中間検査と同様、是正資料や検討資料を提出し審査を受けます適合している場合には完了検査済証が発行され、確認申請から始まる建築基準法の手続きが終了となります。

今回は特に問題がなかったのですぐに完了検査済証が交付されそうです。
完了検査済証が交付されれば建物の使用が可能になります。
今日の現場080918『天井』

今日は大工さんが不在でした。雨の中、一人で現場チェックです。
今回は天井について書こうと思います。
天井の中を見た事がある人は少ないと思いますが、天井はまず、梁(写真でいうと手前にある太い材)に野縁を固定します(所々梁ではなく吊木でも固定)。
ここまでが写真の状態。

この後に、ボードを野縁に釘で固定し、最後にクロスや左官仕上げるか、天井板を張るのがほとんどです。平天井で板張りの場合は野縁に釘で板を張ってしまうこともあります。

梁の大きさが全て同じとは限らないので、野縁を取り付ける作業は大変そうです。
写真の箇所は、梁のせいが大きい為に野縁を削って合わせています。
こういう箇所を見るとなぜかニヤっとしてしまう私。
現場は本当に楽しいです。
人が触発するビジネスモデル
最近すばらしい出会いが多い。

私の生まれ育った愛知県豊橋市の人たちなのだが、みんな30代半ばでそれぞれの業界で活躍している。

鈴木克欣 MBA 税理士 鈴木今朝由税理士事務所
『会計に強い提案型税理士』

黒田憲治 株式会社SKY ADVANCE 代表取締役 黒田ブログ
『食品の流通で培った経験をもとに多種多様なものの流通のプルフェッショナル』

岡田義信 花夢corporation 取締役
『花という切り口からお客様の満足度を上げるために新しいサービスを生み出す』

こんな人たちにであって私も4人でできる仕事がないかな〜〜なんて思っていたら思いつきましたよグッド早速企画書を作って3人にお見せしたい。豊橋という土地柄、そして求められているサービスとしてうまくいく予感。

あと一人出会えるとしたら「人材育成のプロフェッショナル」にであいたいなぁ。こういう事はつぶやいていると出会えるものですから。(私の場合こういうつぶやきはすごく多いのですけどね)

すべては鈴木さんに感謝したい。
(もっというと鈴木さんの妹さんに感謝嬉しい
色はタダ
最近「色」について考えることが多い。

住宅や店舗など建築を設計するのに当たって間取りや開口の大きさなどを決めるのと同じくらいの情報量として「色」や「素材」の選択がある。

建築のカラーリングは作られる土地の素材や歴史、環境に左右される部分が多々あって、日本の場合素材でいうと「木」、海外だとイギリスは「鉄」が好きな人が多く、フランスは「コンクリート」が好きな人が多かったりする。(個人的なザッパクな感触ですが)

インテリアの設計と比べても建築の分野は文化的に渋いというか、地味というかあまり派手にしない方がエレガントで知的な感じがするので無難なカラーリングが多い。

しかし「色」って実はタダであって、白で塗ってもブルーで塗っても同じ値段。白でもブルーでもTシャツの値段は一緒なのと同じ。

建築が長い時間使用されることを加味してもクロスの張り替え等はもっと短いスパンで(10年とか)行うことが出来ることを考え、最近はお客様にある1カ所のクロスの色をちょっと「艶っぽい」のを選ぶ事を進める事が多い。

ほんのちょっとのことで家に帰るのがワクワクするようにしたいと思っている。


この写真はコペンハーゲン空港の待ち合わせロビー。
日本の空港だと白い壁にメンテがしやすく汚れの目立たないグレーのカーペットタイルというのが一般的だが、ここは黄色の壁に床がフローリングでした。
管理する人ではなく、ここを訪れる人の目線で選び抜かれている色、素材に感心。
しかし黄色の壁っていうのは勇気がいりますが・・・びっくり
ワクワクプロジェクト


3連休中にワクワクプロジェクトの一つである住宅の打ち合わせをしてきました。
不思議な縁で設計をさせていただく事になったのですが、クライアントのご主人が他人に思えない、というか勝手にアニキだと慕っております。

最初に打ち合わせをさせていただいた時も、住宅の話ではないことでもりあがり、1回目の打ち合わせの帰りには

「きっといい家ができる」

という確信を感じました。やはり家づくりも結局のところ「人と人との共同作業」で、設計者とお客様が合うか合わないかが非常に重要だと思います。

現在はこのいい出会いに感謝し、気を引き締めてワクワクプロジェクトを完成させたいと思っています。