とびだす住宅の外壁はガルバリウム鋼板ですが2色つかいます。対岸から見た時に二つの塊が複合して一つの住宅が出来ているように見せたいと考えているのですが、「出角(ですみ)」の部分のおさまりがキモとなります。
同色の場合はまったく気になりませんが、2色の材を使う場合、施工上はどちらかの色を10センチ程オーバーラップさせて折り返したくなります。しかしそういうことをすると色が切り替わるところが建物ボリュームのコーナー(出角)ではなく微妙に10センチずれたところになってしまいます。それはとても、とても気持ち悪い・・・(ぼくだけ???)
なので現場監督と話し、板金屋さんとも話し、知恵をしぼってうまいことを考えました。折り返し幅7mm(細かくってすいません)。お金をかけなくても頭を使えばよくなるものです。実はこれも現場監督と話し合っていた納まりからさらに改良されていました。(真上から内部をみないと分からない事ですが)
現場監督に「ありがとうね!板金屋さんにもまたやろうねえ!と伝えてね」と言うと、照れた笑顔で「はいよ」との返事。ぼくとの打合せの後さらに現場監督と板金屋さんで話し合ってくれたそうです。いや〜いい現場。感謝ですね。
7mmの折り返しなので遠目で見ると全く気になりません。気にするのは僕だけかもしれませんがまあ、それはそれでよしとしましょう。