(copyright Satoshi Asakawa)
和室8畳間+縁側の部屋です。井筒楼で一番小さい部屋です。
しかし、小さいのですが、共用廊下からの入口の入り方が独特で、関係者(とくに男性)の間ではこの部屋の評価の高い不思議な部屋です。(どのように独特かはみてのお楽しみに)
この部屋のコンセプトは「藤」で、それにあわせて壁の左官をすべて藤色に仕上げました。このうっすらとした藤色は時間の経過とともに色の変化が感じられ、朝の藤の間、昼の藤の間、夕暮れの藤の間と色の変化を楽しむことができます。
また、男性陣に好評だったのは、この部屋の「お籠り感」なのではとおもっているのですが、一人で「ぽけっ」とする時間を過ごすにも満点の部屋だとおもいます。
改修途中では古い左官仕上の上にさらに新しい左官を塗ると、その新しい左官の水分のせいで、壁の一部がめくれてきたり、エアコンのドレイン配管のルートに苦労したりと、小さいながらなかなか手の焼ける部屋でしたが、出来上がってみるとかわいらしい空間となりました。
昔は作家がこの部屋に籠って執筆活動をしていたような雰囲気の部屋です。
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