一日一発見
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かんがえる現場
先日上棟に立ち会っていたらプレカットされた木材の荷下ろしの場面に遭遇した。よくみるとトラックのサイドの壁?というかしきりに、このお兄さん乗ってるじゃない。

へーとよく見ると真ん中に1本つっかえ棒をたててそれによって足場にしている。単純だけどなかなかすごい。

また別の日にみかけた大工さんの車
うまいこと引き出し作ってるなと思ったら、以前解体した住宅の家具をパパパとなおして使用しているらしい。こういうのをみると、事務所で図面書いているだけじゃだめで、いろいろと現場にでて、疑問に思ったり、職人さんと話したり、現場で考えることも大事だよね、とおもいます。

メディア掲載お知らせ
 海外の建築関連サイトArchDailyにとびだす住宅が紹介されています。
エネルギーをくれる人

激動の4月がおわり、やや落ち着いた五月をむかえている。

物事がうまくいく時はすべてうまくいき、そうでない時はすべてが逆回転してしまうという波の上をアップダウンするような一ヶ月でした。

なにがいけなかったかという原因は現在よく理解し、スタッフもその激動に巻き込まれながらよくふんばってくれたことに感謝しています。ようやくほっとおちついて物事が考えられるようになると思い浮かべる人が二人いる。

こういうときにはあの人だったらどうするだろうか?
この景色をみたら、あの人はなにを感じるだろうか?

そういう多面的にものをみる視点を授けてくれたそのメンター達はいつも前向きで、その時その時できることを精一杯やって、常に前進している。もちろん前進している分だけ傷ついたりめんどくさいことにまきこまれたりすることも、あるんでしょうが、とにかくその二人の前に行くと変な緊張感と安心感がある。

その二人の共通点は人を驚かせたり、笑わせることが何よりも好きなことです。そして世の中を動かしたいという気持ちをもっていて、行動的で人が好きで、チャレンジ精神やサービス精神に富んでいる。

プラス思考の目立ちたがり屋(本人は嫌がりそうだけど)で義理人情に厚く涙もろい。直感ときらめきを大事にし、古い体質は嫌いますが、同時に伝統的な価値もよく認識している。

なんか元気がでてきた、俺ももう一度ネジをまこう!
羊年
 今年は羊年ですね。

年賀状を沢山いただいた中で「羊」という文字をデザイン的に筆で書かれたものがありましたが、この「羊」という文字シンプルだけどなんか不思議な形をしているなと思い、事務所にある「字通」という白川静著の漢和辞典で調べてみました。

「象形」
羊を前からみた形で、牛と同じ書き方である
「訓義」
ひつじ。祥の省文、よい、めでたい、めでたいしるし。

なるほど、十二支はもともと中国から来たものだと思いますが、古来より身近にいた動物や想像上の動物がえらばれたのだとしたら、食べたりするというよりの、衣類を作るための家畜としての羊が身近にいてえらばれたのかな。

また子供が母親の胎内にいるときには「羊水」に浮かんで?いるわけで、体内の中の温かい環境を羊の毛からインスピレーションをうけで名付けたのかもしれません、あくまで僕の想像の話ですが。

そんなわけで今年は羊年。身の回が羊の毛の中のように温かい環境ではないような変化の多い状態ですが、12年後の羊年の頃には「あのころはのどかだったよね」というようになっていると思っています。今年も今を精一杯いきてゆきたいなと思っています。
妄想は実現化する
 僕が好きな言葉に「思考は実現化する」(ナプレオン・ヒル)というものがあります。僕の場合は思考というより「妄想」レベルですが・・・

そんな中先週こっぴどい胃痛に襲われ、いろいろ考えたことを忘備録として書こうと思います。ちょっと長くなりそうなのでめんどくさい人はスルーしてください。あと特定の誰かやその活動を非難するつもりでもなく、個人的な気付きです。

よく、「心と身体」のバランスとか「心」の解放やデトックス、内なる声を聞くという活動を見かけますが、僕はいまいちピンと来ていませんでした。たしかに心が病むと身体に影響を及ぼすし、体の調子が悪いと心を病む場合もあるでしょう。

でも「心と体」が健康だったらどういういいことがあるの???ということに上記の多くの活動は応えていません。こたえていないというより、まずは、「心」や「身体」の病んだ状態を改善することが目下の目的だからかな?

今回の胃痛をとおして気がついたことは「心と身体」が健康だと「頭がよく回転する」(僕の場合、妄想が加速する)ということでした。逆に心と体が健康でないといいことを思いつけないということでした。

「頭」「心」「身体」というじゃん拳のような三権分立のような、3項の関係があって、それぞれの人は各人で強さの順位が違っているのかな、と。

僕の場合は
「心」>「頭」>「身体」
という順列で肉体的な体が一番弱い。比較の問題なのでメンタル的に強いとか頭がいいというわけではありません。全部の中で「身体」が一番弱いのでそこにしわ寄せが来てダメージをくらい、その「身体」の問題が気になるので「頭」での思考時間が奪われ(頭を使える最大時間はみんな平等に24時間なので)、その思考にはまっていると「心」も病んでくるという循環ですね。具体的にいうと僕の場合疲労がたまると、首と腰が痛くなります。

普段は自分の体の弱さや、さらにピンポイントでの弱点(首、腰)を自分自身で意識しているのでその弱さをうまく飼いならす方法はあみだしてありますが、今回胃痛というあまり経験のないタイプの体の弱点の発露だったため、そのことを頭が意識するために時間が奪われ、いいこと(妄想)する時間が減ったわけです。

この妄想する時間を奪われるというのは僕にとってはなかなかの苦痛でこれは改善しないといけないなと。というわけで僕、走ります。
ダイエットや健康のためではなく妄想を加速させるために。諸先輩方いろいろとおしえてね♪


ふたつ屋根の住宅左官仕上げ

初めまして。
4月から事務所に入りました新人の薬袋(みない)です。
宜しくお願い致します。

今回、平島様邸の現場に行き細かい箇所の打ち合わせとチェックを行いました。
その時、目に入ってきたのは左官職人の方が壁を塗るのに使う道具でした。

ボックスの上に並べてあるのが道具なのですが、
広い面を塗る物や隅を仕上げるのに使う物などがありその多さにビックリしました。
このような丁寧な仕事によって住宅は完成していきます。

 
ふたつ屋根の住宅トップライト
 
ふたつ屋根の住宅がちょっとかわった屋根形状しているのはトップライトをあちこちにきれいに配置したかったからです。室内からトップライトを見上げたときにガラス面だけしか見えないようにしたいと考えていたのでその為に書いた図面をもとに現場で説明をします。

屋根の仕上げがガルバリウムなのでそれを施工する板金屋さんと大工さん両方に立ち会ってもらいどのようにしたいかという意思を図面やら言葉やらでつたえます。図面上ではできると思っていることも実際の現場になると納まり上うまくいかなたったり隙間が小さすぎて道具が入らないという場合もあります。

そういうことを現場で調整していきます。また設計者だけでは閃かなかったもっとよい納まりがうまれることもあるので、この打ち合わせは個人的にはかなり好きです。

今まで仕事をしてもらった中で一番ヤングな(表現が昭和ですが)大工さん。仕事が早いし丁寧で奇麗です。こういう大工さんに出会うとまたお願いしたいなぁとおもうんですよね。

できあがるとこんな感じになります。次は屋根の縦ハゼのラインと壁の縦ハゼのラインを奇麗にそろえることが大切です。実際は壁の割り付けを崎に決めてしまいそこから逆算して屋根を葺いているので、必ずきれいにあうはずです。

ふたつ屋根の住宅
 

ふたつ屋根の住宅です。上の写真は上棟時の写真です。このちょっとかわった屋根型がふたつならんで配置されています。
屋根の下は屋根なりに勾配天井になったり、トップライトがついたりロフトになったりします。

防水シートがしき込まれた時の写真です。正面から見ると屋根と屋根の間の「谷」の部分に水がたまってしまいそうですが、みえないところで細工をして「谷」部分に集まった雨水は後方のほうへ自然に流れるようにしてあります。

屋根の仕上げ(ガルバリウム縦ハゼ葺き)がおわったところです。だんだんと屋根がふたつ連なっている感じがでてきました。スタッフも勇気を持ってお隣の住宅(現在のお施主様のお住まい)の屋根の上にのぼって写真撮影しています。彼女にとっても初の大型物件の現場監理なのでなのでなかなか気合いがはいっています。屋根に登るため?か現場に来る時はかかとのない歩き回るのがらくちんなペタンコ靴を鞄に入れてきています。

電気屋さんの車
 
現在現場進行中の「ふたつ屋根の住宅」の電気工事をしてくれている職人さんの車です。住めそうなぐらい整然と整理整頓されてる・・・

こういう仕事道具を大切にきれいに扱っている人はたいがい仕事も上手です。どんな職人さんかなとおもい現場に入ってみると

なんとおそろいの靴下。しかもズボンの裾の部分を靴下の中にいれておしゃれです。どうしていれているのか気になったので聞いてみると

「作業の邪魔だし、ひっかかるから」

なるほど合理的な発想からなんですね。このあと打ち合わせをししばし作業を見守っていましたが動きも的確。頼もしいです。
付加価値ではなく価値をつくる人
 インテリアの見本市に行ってきました。いろいろと感じることがあったのですが、それは自分自身がインテリアやそれを取り巻く環境に深く足を突っ込みつつあるせいだが、他の人がやっていることは人間誰しも冷静に考えられるというか、とても勉強になった。自分自身への忘備録として書いておく。

昨日見た出展者は大きく3つ種類にカテゴライズできる。マーケットと商品の関係を富士山で水を売ることにたとえると・・・

1.富士山の麓で水を売る人(水に自信あり)
3つのカテゴリーでそれぞれ強いポイントが違うのだけれど、デザインを仕事にする人はやっている仕事自体がカッコヨクありたいと考える人が多いのかわざわざ競争の激しい所で競争をしようとしてしまう。コンビニに売っている多種類の水とおなじように自信があっても「水」というもの自体では差別化や付加価値はつけにくい状態になっている。

2.富士山の山頂で水を売る人(満足度に自信あり)
これは「水」でいうとコントレックスのようなある特殊なポジションを確立している場合で、ヨーロッパなどでは夏のバケーション前になると女の子がとにかくこれをよく飲んでいた(ダイエットに効果があるとかないとか、水としては美味しくないけど)のように、ある目的に対してピタッとよりそってプロダクトを作っている人達。

3.富士山の場所を問わず水らしきものを売る人(コストに自信あり)
これは中国やタイのメーカーが出店しててちょっと驚いたんだけど、まだまだ発展途上の雰囲気


思考回路の順序
1.デザインする→製作する→購入してもらう→満足してもらう。

2.満足してもらう→デザインする→製作する→購入してもらう。

3.製作する→購入してもらう→満足してもらう→デザインする。

思考回路の優先順位が下記のようになっているんだろうな。やっている当事者がそれぞれのプロダクトをとおして社会にどういった変化をもたらしたいか?、なので優先順位がちがうのも当然だけどその違いがプロダクトのたたずまいに如実にあらわれるのはおもしろい。

知人の立川裕大さんが発表されていた「かに座PLUS」という高齢者向けの家具が佇まいといい、立川さん自身の郷土愛といいすごく感銘をうけた。見習うべき先輩がいるっていいことだね。



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