一日一発見
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これはなんでしょう?(謎の白い粉編)

こんにちは。スタッフの本間です。

 

本日も、南青山プロジェクトの現場を見てきました。

 

 

 

 

 

先週に引き続き、掘削作業を行なっています。

前回見に行った際に埋まっていた例の「杭」ですが、

約2mほど見えてきました。

 

1ヶ月で約7mまで掘っています。

8月初旬の写真と比べると、変化の具合がよくわかりますね。

 

8月初旬

 

9月8日 現在

 

 

明日からは徐々に、砕石を敷く作業を始めていくそうです。

進捗状況はブログにて更新出来たらと思います。

 

 

さて、この掘削作業ですが

「ユンボ」「バックホーン」「ショベルカー」などと呼ばれる掘削機械で掘っていきます。

掘られた土は地下から地上まで運ばれ、その後トラックに積み別の場所へと搬出されます。この作業を何度も繰り返します。

 

今回のプロジェクトはいくつかの難関ポイントがあります。

”瀉呂狭い

∩位牝始(敷地に接している道路)が4mしかない

I瀉呂帽圓までの道が狭く、またクランクしている為大型重機やトラックが出にくい

などなど

 

これらを、

「どうやったら安全にスムーズに作業が効率よく出来るか」

施工してくださる皆さんと一緒に知恵を出し合い解決していきます。

 

 

そんな現場で見つけた、謎の「白い粉」。

土に何やらあの「白い粉」が大量に撒かれています。

 

 

(風で舞い上がっていますね)

 

 

みなさん、この「白い粉」は何でしょう?

 

 

 

 

 

ヒント「変化」

 

 

 

 

 

 

答え「固化材」でした。

 

 

 

固化材とは、水を多く含んだ泥状の土(以下、泥土)を固まらせる材料のことです。

掘削工事などから大量に発生する泥土は、水を多く含み流動性があるため、運搬する際において取り扱いがとても大変です。

(泥土だと持っていってくれないことがあります。。)

そんなときに「固化材」を使用し泥土と混ぜると、短時間で泥だったものから固形の土へと変化します。

扱いにくかった泥土も、この「固化材」を使えば作業の効率が格段に上がりますね。

写真では風で舞い上がるほどの細かい粉ですが、粒タイプのもあるそうです。

 

 

また、今回なぜこんなに泥土が現れたかというと

昨日都心で2度ほど、滝のような雨が降りました。

その強い雨によって、土が泥土へとなってしまったのです。

 

敷地には全体が雨水でひたひたにならないよう、

ある一箇所に溜まるように対策をしています。

 

 

それによって、作業が最小限で済むわけです。

工程通りにスムーズに進むよう、色々な策が練られていたことを

今日現場を見ながら知ることが出来ました。

固化材もそうですが、建築の現場は知恵や経験が集約された場ですね。

日々「なるほど」や驚きの連続です。

 

 

以上、白い粉「固化材」についてでした。

 

これはなんでしょう?(謎の穴編)

こんにちは。スタッフの本間です。
現在、都内に地下1階、地上2階鉄筋コンクリート造(以下RC造)の
店舗ビルの設計監理を行なっています。

早速ですが、本日現場を見に行ってきました。





現在、地下の掘削作業の真っ最中です。
一度で全てを掘るわけではなく、1回目・2回目・3回目と段階を踏んで掘ります。
それを建築の世界では、1次掘削・2次掘削・3次掘削と呼んでいます。

2次掘削が終わったので、ここからまた更に2m掘っていきます。

今回は地下1階といっても、天井の高さだけで5mあるため
実際には地盤面から7m以上の深さまで掘ります。かなり、深いです。


では、ここでタイトルにもある「謎の穴」について問題です。

写真2枚目の下にチラッと見えています、この穴です。



白い雲マークで示していますが、わかりますか?
(見づらかったらごめんなさい)

地面に「謎の穴」がいくつか空いています。

この穴はなんでしょう?

 

 

 

 


正解は、

 

 

 

 


「杭の断面」でした。

まず、杭についてですが
RC造は木造や鉄骨造(以下S造)に比べて「重い」です。
なので、何もしないで地面に建てると、どんどん沈んでいきます。

 

そこで「杭」と呼ばれる棒状のものを予め埋めておき、下から支えさせます。




そんな杭はRC造だけでなく、木造やS造にも使用することがあります。
RC造より軽くても、地盤が弱かったり、高い建物を建てる場合、
同じように徐々に沈んでいってしまうためです。

とても大切なサポート役の「杭」ですが、
敷地では「断面」が見えてしまっていますね。

理由は、「杭」を打ち込んでいく作業にあります。

今回、本当に必要な杭の長さは「6.5m」です。
しかし実際には「12m」もの長さの杭を打ち込んでいます。

「え、6m分、無駄じゃん!」

いえ、決して無駄ではありません。

杭がいてほしい深さというのは、ここになります。
支持層という固い場所に杭が届くことで、杭は力を発揮します。


 

 

ですが、この深さに到達するまで、本来の6.5m分だと辿り着けないのです。
なので、余分に6m増やし、確実に届くように長さを伸ばしています。

そして、だんだんと地下を掘っていくと
最初は地面に埋まっていた杭が見えてきます。




 

 

掘り進めていくうちに、余分な6m分の杭はもう必要なくなるので切ってしまいます。


 

 

その断面が、「謎の穴」なのでした。



以上、ご理解いただけましたか?


建築の現場というのは、様々な知恵が詰まりに詰まっており、
そんな部分に「面白さ」があると思います。

日々の発見とともに、どんな風に出来上がっていくのかを
これからお届けしていきます。